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ヒキガエルセンサス・観察会2012

Posted by ふかみどり 5月 03, 2012 Posted in 活動報告2012

日程
観察会:4/20、4/24
センサス:4/18~5/3
参加:たくさん +清水(主犯)
○はじめに
ヒキガエルは人里でも多くみられるカエルであり、古くから親しまれてきました。
ここ新潟大学のキャンパス内にも多くが棲息しており、普段は人目につくことが少ないものの、毎春の繁殖期には多くの姿をみることができます
爬虫両棲類班(爬両班)では毎年、繁殖期に現れるカエル集団の観察と記録を続けています。
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ヒキガエルさんの勇姿。今年もキャンパスに春が訪れました。
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包接個体。雄:雌比は偏っているので争奪戦となります
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繁殖期中は水場がカエルだらけとなります
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池近くで、昨年生まれの幼体を見つけました
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繁殖池に現れたアマガエルのペア。
ヒキガエルの繁殖期の終盤にはアマガエルが鳴き始め、季節の主役は田の蛙達へと移っていきます
○観察会
今年はカエルの出現状況を見て、4/20と4/24の2回に決定しました
また、これは全体活動の爬虫・両棲類班担当会次を兼ねています
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理学部池にて。ふかみどり名物、ライトを持って深夜のキャンパスをうろつく不信集団
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西門池にて。塩素消毒により、今年の西門での繁殖は絶望的でした
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農学池にて。卵嚢と繁殖行動の説明中。
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同。今年も農学部池の集団は安定しているようです。
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教育池近郊にて。多くの個体が段差により路上に隔離されていました。
○耐久センサス/キャンパスのヒキガエルについて
ヒキガエルは水場で生まれ、繁殖期以外を水場から離れて過ごし、繁殖の際はまた水場に戻る習性を持っているため、このキャンパス内でも十分生存することができます。また、キャンパス内には大規模な水場が少ないものの、小規模な水場があちこちに点在しているため、それらの各々を繁殖地とし、世代交代を行う個体群が維持されています。
しかし、段差を乗り越える能力が高くないこと、人為的な管理の影響、タヌキ・カラスなどの捕食圧などの要因から、毎年多くのカエルが安定して見られるのは、一部の水場に留まっています。
以下、おもな繁殖池と今年のセンサス記録を挙げます。(地図略
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①西門の池
防火用水として整備される水場です。学内最大規模の繁殖地であり、多く人目につく一方、ロードキルや保守管理により生息地としては不適な年もあります。
②理学部中庭の池
学内では珍しい普通の「池」です。閑静な周囲の中、例年安定した個体群がみられます。
池内にはウシガエルが数匹どこからか侵入して居着いており、時折幼生をみることもあります。
③教育裏のビオトープ
陸水研究室が管理している実験区と、その跡が並んでいます。高い段差と捕食者の存在、車道によるロードキルといった悪条件もありますが、例年安定した個体群がみられます
④農学部農場用水升
学内での繁殖期が最も早く訪れる水場で、例年安定した個体群がみられます。
他の水場の繁殖期が訪れる頃は既に繁殖期のピークを過ぎ、遺された卵嚢だけがみられることが多くなります。
他、数カ所でほそぼそと繁殖がみられますが、安定した個体群にはなっていないようです。
爬虫・両棲類班では来年もまたヒキガエルたちの観察を行う予定です
宜しければご参加ください
文責:清水

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